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創作ネタメモです。ツッコミ大歓迎。
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鳩羽紫
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あやめ
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一応書きあがりました。
なんていうか、ほんと色々と酷いです。
そして長い。ひたすら長い。
戦闘シーンを書こうとしてなんだかよくわからないことになってます。
むしろ戦ってないです。←
ただただボコボコにされるだけの話。

そんなんでよければ追記からどうぞ。
暴力表現ありますのでご注意ください。やりすぎたかな私。
なんかほんとごめんなさい…orz

そして寝落ちする竹さんがとても可愛いと思いました←
学パロ、くっつけちゃっていいと思います^^
続きのss正座しながら待ってます…!





パアン、と渇いた銃声が響く。
続いて男のぎゃああ、という悲鳴。

「覚悟はいいよね?」

真っ赤な視界の中でひときわ目立つ青い髪の男が、冷たく笑った。



***



「南東部に敵!総員、住民を避難させつつ持ち場につけ!」

指示を聞いた者から順に四方へ散っていく。
戦闘員は前線へ、医療班はけが人の受け入れ準備に走る。
近くで東軍と西軍が衝突しているらしく、住民街の南東で住民が軍人に襲われたらしい。
おそらくこちらに直接手を下すことは無いだろうが、けが人が出ている以上黙っているわけにはいかない。

俺は大声で指示を出しつつ移動する。
戦えない俺は、できる限りの範囲で住民の避難誘導に向かうのだ。
誰一人犠牲者など出させないために、できることを全力で。

走りながら、廃墟やらテントの物陰に目を走らせる。
誰か逃げ遅れていないか。居るなら返事しろ。
息を切らせながら人影を探す。敵に見つかる可能性があるからあまり大きな声は出せない。
ずいぶん拠点から離れたし、そろそろ戻らなくては。
すると視界の端で、何かが動いたのが見えた。

「誰か居るのか!」

急いで駆け寄る。
崩れた建物の影に、子供二人がうずくまっていた。
10歳ぐらいの少女と、それより少し年下に見える少年。どうやら姉弟らしい。

「あ、あの」

少女が口を開いた。
口をぱくぱくと動かすが、なかなか声が出てこない。随分怯えているようだ。
見ると、少年は足を怪我しているようで、うまく歩けないらしい。
ち、と舌打ちし、手持ちの医療道具で簡単に応急処置をする。
ただ包帯を巻いて簡単に止血しただけだ。あとでちゃんと治療する必要がある。

「お前ら二人だけか、他に誰も」

ふるふると首を横に振る。
もうこのあたりで残っているのはこの二人だけのようだ。

「さっき、向こうで、う、撃たれて」

「そうか。…すぐここを離れろ。この道をまっすぐ走れば俺らの拠点がある」

さっき向こうで、ということはこの近くにまだ敵が居る可能性がある。
無事に二人を逃がすまで、気を抜くことはできない。
手持ちの銃を確認する。弾は残りあと5発。

「いいか、二人ですぐに拠点に戻れ。そこで誰かにここのことを伝えろ」

誰か一人でも戦闘員が欲しいところだ。俺の銃の腕では心もとない。
こく、とうなずいて、少女はまだ幼い弟の手を取った。
足を引きずりながらのためそれほど速度は出ない。
二人をかばいながら、周囲に目を光らせる。
今自分がすべきことは、この幼い姉弟を無事に逃がすことだ。
これ以上危険な目にあわせるわけにはいかない。

と、視界の端に何かが光った。
やばい、これは、
考える前に体が動いて、幼い少女の体を突き飛ばした。
そして次の瞬間、

パァン!

渇いた銃声があたりに響き、左肩に激痛が走った。

「っ!」

痛みに顔を歪めながら、すかさず自らの銃で相手を牽制する。一発、二発。
当たらなくてもいい、せめて子供たちに目を向かせてはいけない。
ちらりと少女の方を見ると銃声に驚いたのか、二人の足が止まっていた。

「いいから、振り向かずに走れ!」

俺の声で我に帰ったのか、今度こそ少女は弟の手を取り走り出した。
それを見てふ、と息をつき、弾が飛んできたほうへ向き直る。
そしてさらに威嚇射撃で一発。
物陰から軍服をきた男が出てくるのが見えた。
あとは、俺があいつを、なんとかしなければ。



***



ゆっくりと男が近づいてくる。
へらへらと笑っている、軍人というよりどこかのチンピラのようだ。
こちらを撃ってくるような気配は無い。
ち、と舌打ちをして、じりじりと後退する。
軍人と本気で戦って勝てるわけが無い。時間を稼ぐ必要がある。
姉弟が拠点に避難し、応援がこちらに到着するまで。

「何考えてんの」

男が口を開いた。
にやにやと下卑た笑みを浮かべている。

「っせーな、何にも考えてねーよ」

適当に答えてみる。何か情報が得られるかもしれない。
銃を構え相手と一定の距離をとりながら、注意深く観察する。
撃たれた左肩が痛み、集中力を乱される。
得物は銃だけのようだ。よかった、接近戦なら間違いなく瞬殺されるところだ。

「戦わないの?おにーさん」

男は相変わらずニヤニヤと笑いながらこちらに近づいてくる。

「戦って欲しいのか?」

このまま会話だけで時間が稼げればいいのだが。
先ほど撃たれた左肩からは絶えず血が滴っている。あまり長くは持ちそうに無い。
痛みをこらえ、焦りを悟られないように笑ってみせる。
できるだけこいつを俺に引き付ける。子供たちが逃げ切るまで。

「そうだねえ、そっちの方が暇つぶしになる」

楽しそうに男が笑う。
なるほど、こいつ作戦中に抜け出して遊んでるタイプの奴だな。
戦うのは楽しいが人の命令は聞きません、ってやつか。
どこにでも集団行動のできない馬鹿がいるもんだ。

「悪いが、その暇つぶしとやらに付き合う気は無い」

こんなのの為に弾を使うのがもったいない。
どうせ正攻法だと勝てそうにねえし。
とりあえず、どうにかして一旦身を隠すのが得策だろうな。
銃をぎゅ、と握り締め、次に自分がとるべき行動を考える。
正直こいつと会話をするのさえ遠慮したい。一番嫌いなタイプの人間だ。

「そっかあ、残念だな」

ちっとも残念そうには見えない顔で男は答える。
ああ、こいつの声聞いてるだけでなんかイライラしてきた。
と思った瞬間、

「じゃあしばらくサンドバックになってもらおうかな」

と、なんとも安っぽい科白とともに、鳩尾に拳がクリーンヒットした。

「ぐっ、ぁ」

不意打ちってお前、ほんと卑怯な駄目野郎だな。
げほげほと咳き込みつつぎろりと男を睨む。

「そうそう、そうやっておとなしくボコられててね」

続けて、腹部を思い切り蹴り上げられる。
手から銃がはじかれ、少しはなれたところまで転がった。
流石に軍人だけあって、曲がりなりにも訓練を受けているようだ。一撃が重い。
2撃続けて腹部に見事ヒットし、ふら、とふらついたところに足払いをかけられ、背中から地面に倒れる。
とっさに左肩をかばったものの、代わりに後頭部をしこたま打った。

「がっ、」

頭がふらついて、一瞬視界が霞む。

「おにーさん弱いねえ。そんなんじゃつまんないな」

ちょっとぐらい抵抗してくれないと。
大丈夫だよ、銃は使わないであげる。弾もったいないし。と笑う。
るっせえ、それは今痛感してる。
いちいち腹立つことばっか言いやがって。
荒い息で、言葉で抵抗することもままならない。情けなさ過ぎる。

「さっきのガキの方が面白かったな、これじゃあ」

アレは傑作だった、俺の姿見ただけで泣き叫んで逃げ回るんだぜ!
ぎゃはは!と品の無い声をあげて笑う。
その言葉を聞いた途端、頭に血が上った。

パァン!

隙を突いて銃に手を伸ばし、すかさず弾を放った。
しかし男に弾が当たった様子は無い。
標的に照準を合わせる間もなく撃ったせいか、銃弾はまったく見当はずれの方向に飛んでいったらしい。
ああくそ、弾無駄にしちまったじゃねえか。

「おにーさん、空気読もうよ。自分の立場わかってる?」

ぎり、と銃を握る手をふみつけられる。
痛みで殆ど手に力が入らなかったため、銃からすぐに手を離してしまう。
男は不機嫌そうにこちらを睨んだ。
勝手に自分の世界に浸ってた奴が何を言う。
はっ、と鼻で笑った。
それが気に障ったのか、男は未だどくどくと赤い液体を流し続ける俺の左肩を、思い切り踏みつけた。

「ぐっ、あぁ、あ、あああああッ」

あまりの痛みに目を見開いて絶叫した。
一瞬目の前が真っ白になって、何も考えられなくなる。

「おにーさんはただ俺にボコられてりゃ良いの。じゃなきゃ今すぐ頭ぶち抜くよ?」

はっ、はっ、と荒い息を抑えることもできず、ただ男を睨むしかできない。
血が足りないのか、体も思うように動かない。
くそがっ、絶対こいつあとで、シメる…ッ!

「で、どうする?今ここで死ぬ?」

笑みを浮かべつつ、どうやって俺を痛めつけるか考えているようだった。
今度はぎりぎりと俺の肺のあたりを踏みつけてくる。
みし、という嫌な音がした。息が、できない。

「がっ、はあ、はっ、………ッ!」

息ができないのと血が足りないのとで視界が霞む。
これ以上はやばい、それはわかっているのに体が言うことをきかない。
ああ、何でこんなことになったんだっけ。
頭も働かなくなってきた。

「ち、やっぱつまんねえな。死んどけよ」

男が先ほど落とした俺の銃を拾い、眉間に突きつける。
弾はあと一発残っていたはずだ。
意識が朦朧とする。自分の周りに広がる緋色が目に焼きついて離れない。
あの姉弟は無事逃げ切れただろうか。
今まで見てきた光景が、次々と頭の中で蘇る。
これが走馬灯というやつか。


ふう、と息をついた。
死ぬのは怖くない。
どうせ天国になんかいけるはずが無いのだ。
そう、死ぬのは怖くない。
ただ、俺が死んであのひとが傷つくのが一番、怖かった。


ごつ、と銃身が眉間に当たるのがわかる。
悪い、先に行く。
ぼそりとつぶやいた次の瞬間、渇いた銃声が響いた。
薄れゆく意識の中最後に見たのは、赤の中に浮かぶ、笑ってしまうぐらい綺麗な青だった。



***

うーん、これはひどい…
無理やり終わらせた感が否めない。ほんとすいません。
長いついでにいろいろ補足説明しますと、
とりあえずレシスト、死んでません。まだ生きてます。
軍人がレシストを打つ前に青い髪の彼が軍人の腕を撃ち抜いて阻止します。
冒頭の描写はそれです。(説明しないとわからないっていう\(^0^)/
このあと、女の子がつれてきた応援によってレシストは拠点へ運ばれます。
多分手術とかされるはず。
で、残ったJさんに今度は軍人がフルボッコにされます。
竹さんの書いたマジギレJさんのssに続く、はず。(無理やりすぎる

ちなみに軍人さんは東軍西軍どちらでも大丈夫かと思いますが、
作戦行動中にかってにパチェッタにちょっかい出しに来てる問題児です。
Jさんにぼこぼこにされて軍に帰って、さらに相当怒られるかと。


しかしレシスト、弱すぎませんかこれ^^^^^
傷が治ったらJさんと組み手とか特訓すれば良いよ!


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